名古屋大学 大学院:博士課程教育リーディングプログラム(オールラウンド型)
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PhDプロフェッショナル登龍門 フロンティア・アジアの地平に立つリーダーの養成

プログラム

「PhDプロフェッショナル登龍門」は、大学院入学から博士号取得までを対象とした、5年一貫の教育プログラムです。通常の大学院教育に並行して追加的な能力養成を図るものであり、所属する各研究科において研究者として認められるための十分な教育を受けることが前提となっている点に注意してください。

コア・スポーク方式

名古屋大学ではこれまで、ノーベル賞受賞者6名に象徴される研究能力に裏打ちされた高度の専門性を身に付けさせるための教育を、学生に提供してきました。しかし、それにより生み出された人材を受け入れることについて、産官が必ずしも積極的であったとは言えません。我々は、その原因は専門性の不足ではなく、その専門性を社会の実際の環境のなかで活用するための能力の不足にあると考えます。

そこで本プログラムでは、大学院の生み出す人材として身に付けるべき高度な専門性・研究能力を「コア」と位置付け、プログラムとの連携のもと従来同様に各研究科・専攻のカリキュラムに応じた学修を進める一方、国際的・実践的な環境でコア能力を活用する能力を「スポーク」と位置付け、プログラムを通じて養成することにしました。

コア・スポーク構造図

コア=専門性

学生の所属する各研究科における通常の博士課程教育により修得します。博士号取得にふさわしい高度に専門的な知識・研究能力が獲得されているかについての審査は、従来通り、学生の所属する本籍部局・専攻において行ないます。またその基準についても各部局・専攻の規程によります。

スポーク=活用能力

本プログラムの活動を通じて、ディベート・自己表現力を含むコミュニケーション能力、異文化・異分野への理解力・展開力、自文化に対する理解、グローバル社会に関するリテラシー、自律的な問題発見力・解決能力、キャリア形成力などを修得します。成果については、総長を主宰者とする審査会を経て、独自のディプロマを発行します。

カリキュラムと年次進行

カリキュラムと年次進行図